いつもお読みいただきありがとうございます。
今回から少し趣向を変え、ゲーム関連の記事だけでなく、リモートワークに便利なガジェットなどの紹介もしていこうと思います。
なるべくゲーム・仕事両方に使えるものを紹介していきたいのですが、今回ご紹介する『AEROPEX』は、試した結果ゲームには向かず、Zoom会議など仕事向けに最高な製品でした。
開封~使用感を記事にしましたので、興味があれば最後までご覧くださいませ!
リモートワークで悩んでいたこと
僕は現在約3年ほどリモートワークをしていて、Zoom等によるWeb会議の機会が非常に多いです。もともとゲームが好きだったことから、デスク環境の構築にはそこまで困らなかった(今度デスク紹介記事書こうと思ってます)のですが、最近になって困っていたことがありました。Web会議での音声の聞き方についてです。
- スピーカーだとハウリングが起こったり、家族に迷惑だったりする
- 有線イヤホン/ヘッドホンはケーブルが邪魔
- 無線イヤホンは長時間電池がもたない
- 無線ヘッドホンは長時間つけていると重みで肩や首がこる
- そもそも耳をふさぐと急な家族の呼びかけや家のチャイムに気づけない
そんなこんなで、あちらを立てればこちらが立たず。いつもヤキモキしながら働いておりました。そこで思いついたのが「骨伝導ヘッドホン」の利用。いろんなレビューを見て、AfterShokz(アフターショックス)さんの『AEROPEX』という製品を試してみようと思ったわけです。
-「骨伝導」とは?
簡単に言うと、鼓膜ではなく人間の骨に振動を伝えることで音を認識させる技術のことです。骨!?こわっ、と思うかもしれませんが、安全な技術です。実は日常において、人間は自分のしゃべったときの声を、頭蓋骨が振動し骨伝導することで認識しています。骨伝導イヤホンやヘッドホンで与えられる振動は大きなものではなく、脳などへの影響はないのだそうです。また、鼓膜が原因の難聴を救っている技術でもあります。
スペック(Amazonより転載)
音声感度 | 105 dB |
---|---|
バッテリー要/不要 | はい |
型式 | オンイヤー |
ケーブルの特徴 | 格納式 |
コントロールタイプ | ボリュームコントロール |
形状 | イヤホン |
防水性 | Waterproof IP67 |
ブランド | Aftershokz |
色 | Cosmic Black |
メーカー | SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD |
メーカー型番 | AS800 |
発売年 | 2019 |
接続方式 | 無線 |
製品サイズ | 13.5 x 9.36 x 16.9 cm; 26 g |
商品重量 | 26 グラム |
それでは、『AEROPEX』開封の様子をご覧ください。
開封~付属品と外観チェック
付属品
本体
本体はシリコン素材で覆われていて、非常に頑丈そうです。また、防塵・防水性能は「IP67」です。IP67とは、粉塵が内部に侵入しない、かつ一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がないと定義されています。そもそも本製品はエクササイズやトレーニングのお供としての利用もターゲットとしているので、耐久性についてはとても安心できますね。
使用前の開封~外観の感想としては、
- 全体的に高級感が高く、所有欲が満たされる
- 専用ケース同梱、ケーブル予備あり、取説の日本語レベルなどかなりユーザーへの配慮が行き届いている
- マグネットがうまく使われていて、使用ストレスを軽減している
といった印象を持ちました。とにかく、「いい買い物をした感」を大きく感じました。
使用感
ペアリングも簡単で、早速使ってみました。良いところと気になるところをまとめると、
- 耳を開けた状態でちゃんと音が聞こえる。「こいつ直接脳内に・・・!」ごっこが捗る
- シリコン素材でしっかり頭にフィットするためズレない。ジョギングしてもほとんどズレないと思います
- Web会議くらいの連続利用であれば7~8時間充電無しで使えた
- 側圧もきつくなく、眼鏡との併用も問題なし。重みもないので長時間利用でも全く疲れない
- 後述する2台同時ペアリングが地味に便利
- 骨伝導デバイスの宿命らしいが、音漏れは割とする。室内だと、iPhoneで音量8割くらいから漏れ始めるくらい
- 音量を大きくすると、本体の音の発生部分の振動が大きくなりくすぐったい。特に低音により振動が強くなる
- 装着時、後頭部側が頭から浮いていることもあり、頭を椅子やソファにもたげたり、寝ながらの利用はできない
- マイクはついているものの、高い音質ではない模様。通話するくらいであれば問題ないくらいのレベル感ですが、外付けマイクをお持ちであればZoomなどのマイクはそちらに設定したほうが相手はいい音で聞くことが出来ると思います
その他利用シーンごとの所感を記載しておきます。
電話やWeb会議
まったく問題なし。ただ、声の低い方と話している際、上に述べた音の発生部分の振動が気になる場面あり。ちょいちょい音量調整しつつ利用していました。
音楽鑑賞
問題はないが、音質は全体的にこもって聞こえます。一枚のガラス越しに聞いている感じ、という感想でした。ちゃんと音を楽しみたいときには、やはりイヤホンやヘッドホンを使ったほうが良いと思います。
ゲーム
iPhoneアプリや、Bluetoothレシーバーを使ってSwitchで遊んでみました。Bluetooth接続ということもあり、若干の遅延があります。また、音質も上に述べた通りなので、ガッツリゲームをする時に使うのは向かなそうです。ちょっとしたスマホゲーをやるくらいの用途なら十分だと思います。ただ、別モデルで専用レシーバー付きの低遅延モデル↓があるので、気になる方はチェックしてみてください。aptXという低遅延方式に対応していて、遅延はかなり改善されるそうです。
2台同時ペアリング
設定はちょっとだけめんどくさいのですが、「2台のデバイスにペアリングする」ということが可能で、この機能が地味に僕には嬉しいポイントでした。
僕の場合、仕事用のMacと自分のiPhoneにペアリングしておいて、MacでWeb会議。そのまま昼休みにお昼を食べながら、iPhoneでスマホゲーをポチポチしたり、YouTubeをちょっと見たり。というのがいちいちペアリングし直さずに出来るのです。
ただ、2台のデバイスの音を同時に聞くことは出来ません。例えば、ペアリング済みのデバイスA/Bがあった時、まずデバイスAで音楽を流すと、AEROPEXからAの音楽が流れます。その状態でデバイスBで音楽を再生してもAEROPEXからBの音は聞こえず、Aの音が聞こえ続けます。しかしこの状態でデバイスAの音を停止すると、5秒位ラグがあって、Bの音が聞こえ始めます。つまり、2台から音が流れている場合、先に音が発生したほうを優先して聞かせてくれるという仕組みのようです。
AEROPEXを使ってPCでYouTubeを見ている時に、スマホに電話があったという場合、YouTubeを止めて電話に出ると数秒ラグがあるかもしれないので、注意が必要です。
まとめとターゲット
個人的には、冒頭に述べたリモートワークの悩みが見事に全て解消され、大満足の買い物となりました。ゲーム用途には最適とは言い難いですが、以下の方には購入をオススメしたいです。
- リモートワークにおいてストレスフリーなWeb会議をしたい方
- ジョギングなどの際、音楽を楽しめるデバイスを探している方
また、若干性能が低い代わりに安いモデルや、ブームマイク付きでマイク音質の高い上位モデル、専用レシーバー付きで低遅延のモデルもありますので、下にリンクを貼っておきます。用途に合わせ検討してみてください。
あなたの自宅の仕事環境がより良いものになりますように。最後までお読みいただきありがとうございました。
△今回ご紹介したモデル
△安いモデル
△ブームマイク付き上位モデル
△専用レシーバー付き低遅延モデル