コスパ最強ヘッドホン現る
以前の記事でも軽くご紹介した「DROP」という海外通販サイトで、PC38Xに続き良い買い物ができましたので記事にします。はっきりって最高のヘッドホンです。
なお、僕はオーディオガチ勢と呼ぶには程遠く、かといってそれなりに音にはこだわりたい派の、いわゆるにわかだと思います。ただ、趣味でDTMをやっていたりバンドをやっていた経験もあり、それなりに耳は良い方・・・だと信じています。きっとそうだ。
で、今回買ったのは表題の通り。『Drop + HIFIMAN HE5XX』です。
↑の商品名リンクから購入ページにいけますが、購入の際はDROPを使ったことのない方は注意が必要です。わかりやすくまとまっているサイト様▼を紹介しておきます。
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で、こちらのヘッドホン。何がすごいのかというと。
- 「HIFIMAN」とDROPのコラボ商品で、高品質かつ安価
- 平面磁気ドライバーを採用
といった感じです。
こちらをご覧いただくとわかるんですが、HIFIMANって結構高価なモデルがほとんどのメーカーさんです。そこをDROPがコラボし、HE500やDEVAなど過去の人気モデルを参考に安価にリビルドしてくれてるというわけです。ちなみにHE500はオープン価格で8〜9万円だった模様。DEVAは33,000円。それが本製品は$220=2万円台前半で買えるというわけですね。
PC38Xでもそうでしたが、このやりくち・・・DROPさん、超優秀ですね。
また、平面磁気ドライバーというのは、要するに磁気の力で平面から音がするぜってことみたいです。ガチ勢の皆さん、にわかの僕のこんな解説をお許しください。加えて、これはあくまで自分の解釈なのですが、太鼓に例えます。
・ふつうのヘッドホン:音の発生点を中心として全体が振動して音が鳴る。つまり普通の太鼓。
・平面時期ドライバー:鼓面全体が同時に振動し、鼓面全体から音が発生する。つまりすごい太鼓。
きっとしっかりした方からは怒られるような例えだと思いますが、勇気を出して書いてみました。
とにかくこの平面時期ドライバーにより、「音場(耳を取り巻く音の空間イメージ)が広い」「音の歪みが生まれづらい」といった利点があるそうです。
また、DROPに掲載されているスペックの日本語訳を転載しておきます。
- HIFIMAN
- 動作原理:オープンバック
- ドライバー:ナノダイヤフラム平面磁気ドライバー
- マグネット:両面
- 周波数応答:20 Hz – 20 kHz
- 感度:93.5 dB
- インピーダンス:18オーム
- 仕上げ:光沢のある黒の印刷を施したマットブラック
- ヘッドバンド:調整可能なスライダー付きのばね鋼
- イヤパッド:ハイブリッドフォーカスパッド
- レーザーエッチングされたシリアル化
- ケーブル:4.9フィート(1.5 m)ステレオケーブル
- 終端:3.5 mm
- 重量:12.5オンス(355 g)
- ¼インチプラグアダプター
- メーカーの1年保証
注意点として、残念ながらマイクはついていません!
では開封時の写真を紹介します。
開封
音楽を聞いてみる
平面磁気ドライバーのヘッドホンは基本的に、デバイスに直差しだとパワーが出し切れないという特徴があります。音も小さくなってしまうので、ヘッドホンアンプやヘッドホンアンプ搭載のDACを経由して使いましょう。僕は写真のとおり、FOSTEX HP-A3を使って音楽を楽しむようにしてます。再生デバイスは基本Mac book pro 16インチで、2ch 24ビット整数 96.0kHzの設定で使ってます。
にわかですが、感じた雑感を書いておきます。
- FOSTEX HP-A3との相性は抜群でした。よりダイナミックに音を増幅してくれます
- 音の粒が大きく、かつはっきりとしていてぼやけない
- 「音場が広い」という意味が初めて分かった。音の粒がくっきりと大きいのに、空間が広いから粒同士がぶつからない。結果、すべての音がしっかり分離して聞こえる
- 平面磁気ドライバーの特徴らしいが、中〜高音の鳴りがすごく良い。個人的にこれまで中音域が基本好きでなく、ドンシャリ寄りを好んでいたが、それは中音域でいい音が鳴るものを使っていなかったからなのだと認識させられた
- かといって、低音もしっかり鳴る。これまた音場の広さのおかげで、他音域を邪魔せずに、強く主張してくれる感じ
- 苦手なジャンルがなく、オールジャンルでいい音を鳴らしてくれるように思う。強いて言うなら、クラシック、ジャズといったジャンルはより臨場感を感じられるかもしれない。ボーカルも豊かに感じられるので、J-POPやアニソンとも相性がいいと思います
- 特に感動したのが、バンドもののドラムの音。音量を上げると、本当に耳元で鳴っているかのよう
ゲームで使ってみる
MixAmp、GSX1200と接続し検証。こちらも雑感をば。
- 上記2機種との相性は問題なし。むしろ相性良し。マイクがないので、ボイチャ利用は別途マイク接続が必須。
- 音場の広さのおかげでものすごく定位がよく感じられた。イヤホンのIE40 pro が定位最強と思っていたが、軽く上を行かれました。FPSにめちゃめちゃ向いてると思います
- 環境音などもしっかりとした粒で拾ってくれるため、音と音楽に包まれている感がすごい。しかも一つ一つが邪魔をしない
- もとがフラット寄りなので、イコライザ調整もやりやすい
- PC38Xが総合的にNo.1と思っていたが、個人的には音質面では本製品が上を行きました。マイクがない分、ユースケースに合わせて使い分けていこうと思ってます
- ちなみに、PSコントローラー直差しだと音が出ませんでした
その他
他の観点で感じたいいところ・わるいところは下記。
・側圧が優しく、重さも感じにくく、長時間使用してもストレスがない
・眼鏡との併用も全く問題なし
・DROPのクチコミが100件以上あり、5点中4.5点くらい
・開放型ということもあり、音漏れはかなりする。自宅やスタジオなどで利用する前提が良いです
・見た目は高級感あるとは言い切れず、好みが分かれるのかも
・用途次第だが、マイクがないこと
・リケーブルすればいい話だが、付属ケーブルがちょっと安っぽい気がする
・海外輸入なので、注文から到着まで結構かかる(僕は1ヶ月位でした)
こんなところです。エージングというものが本当にあるのか半信半疑なのですが、たくさん使い込んで楽しんでいきます。
DROP製品、国内でも通常販売してくれれば良いんだけどな〜。バカ売れすると思います。