買う価値はあるのか?RAZERマウスの最高峰『Razer Viper V2 Pro』をレビュー

僕の愛用マウスは「Razer Viper Ultimate」なのですが、このプロモデルにあたる『Razer Viper V2 Pro』が発売されました。

前提としてですが、前身のRazer Viper Ultimateは今でも十分にメインで使える非常に優秀なゲーミングマウスです。

  • 無線マウスの割に軽量(74g)かつ電池長持ち(70時間)
  • 無線技術Razer HyperSpeed&光学式スイッチにより遅延ほぼなし
  • 左右対称で、右利き/左利き両対応
  • ケーブルを挿さなくても専用の充電ドックに乗せるだけで充電が可能

といった点が魅力で、ハイパフォーマンス&利便性に優れた非常に人気のあるマウスです。

ではではプロモデルとなるRazer Viper V2 Proは何が進化したのかと言うと、

  • 更に軽くなって(58~59g)、電池持ちが良くなった(80時間)

これが最も大きく変わった点です。よりプロ向けに、ゲーマー向けに特化されたモデルということですね。ただ、軽さ追求のためになくなってしまった利点などもいくつかあります。

とりあえずRazer Viper Ultimateファンとして買ってみましたので、開封と短期レビューをしていきます。

こちらはまだ現役バリバリのRazer Viper Ultimateさん。グリップテープを貼って使用してます。

開封と外観

神々しい白・・・!今回購入したのは、白がかっこよかったからというのもありました。
本体の外観は、パッと見では前作とほとんど変化がありません。
グリップテープ同梱は賢いですよね。

同梱品は以下の通り。

  • Viper V2 Pro 本体
  • USBドングル
  • USB Type A to C ケーブル
  • Razer純正グリップテープ
  • 取扱説明書、Razerステッカー

軽量化のため、マウス本体のグリップをなくし、グリップテープを同梱するという仕様になっています。グリップ感のために少しの重さを許容するかはユーザーに委ねるという、個人的には非常にユーザーファーストで粋な試みだと感じました。

表面はプラスチックなのですが、ザラッとした質感になっています。グリップテープを貼らなくても使える、という人は多いのかもと感じました。

また、こちらも軽量化のためにRazerロゴのLEDはなくなっています。これはこれでシックでいい感じ。

お次はサイドまわり。(先走って別売りのグリップテープを貼ってしまっており見づらかったらすみません・・・)

  • 左サイドボタンは1~2mmほど突起が大きくなり、押しやすくなった
  • 右サイドボタンは軽量化のためにカット

以上2点が変化ポイントです。

お次は背面と前面。背面は特に変化が多いです。ちなみに充電端子は MicroUSB からUSB Type C に変更されてます。

Razer Viper Ultimateとの背面比較はこの通り。

  • マウスソールが丸形に変更
  • USBドングル搭載スペースがカット
  • 充電ドック接続端子がカット
  • 電源スイッチがカットされ、DPIスイッチと統合

個人的に何より悲しかったのは、充電ドック非対応になってしまったこと。試しに乗せてみましたがこうなってしまいました・・・。

ソフトウェア

Razer Synapse で、一通りのことは行なえます。LEDはないので、ライティング周りの設定は一切ありません。

ボタン設定はマクロも含め細かく行えます
DPI(感度)は30000まで、ポーリングレートは1000まで設定可能です
トラッキングディスタンスも変更可能
マウス自体の自動スリープや低電力モードの設定も可能

使用感とまとめ

5時間ほどゲームしてみての使用感は以下のとおりです。

  • とにかく軽い!右手が疲れづらくなった。人によっては使い始めに感覚が狂うかも
  • 使っていて変な挙動をすることは一切なし。とにかく安定して使えた
  • 本体の軽量化に伴ってだと思うが、クリック音が少し大きくなった
  • サイドボタン押しやすい!でも右サイドボタン地味に使ってたから悲しい
  • 電源ON/OFF(背面DPIボタンの長押し)が意外とだるい
  • 充電ドック使いたかった・・・

改めてですが、良い点と悪い点をまとめてみます。

良い点

  • とにかく軽く、電池持ちが良い
  • それでいて正確で遅延を感じない挙動
  • 形状に癖がなく、持ちやすく扱いやすい

悪い点

  • 金額・・・。
  • Razer Viper Ultimateからの乗り換えの場合
    • 充電ドックが使えない
    • 左利き非対応
    • 右サイドボタンがなくなった

まとめ

すごーく正直に言うと現時点では、別に買わなくてもよかったかな、と思ってしまってます。

と言うのも、Razer Viper Ultimate の重さに慣れてしまっていて、別にそこまで軽くなくても・・・と感じてしまったからです。Razer Viper Ultimate もパフォーマンス十分なマウスですので、正直パフォーマンスでの差は感じられませんでした。そのため、上記の充電ドック非対応などのデメリットが僕の中では悪目立ちしてしまいました。右サイドボタンも、Escキーをアサインしたりして地味に使っていたのですよね。

改めて、Razer Viper Ultimate の優秀さを感じてしまう結果となったのでした。

値段を考えても、2022/05現在、Razer Viper Ultimateは充電スタンド付きで約13,000円、Razer Viper V2 Proは約22,000円ですので、便利な機能を削ぎ落としてかつ9,000円追加してまで20g軽くしたいか?という話ですね。

なので個人的な結論として、

  • とにかくハイパフォーマンスかつ軽いワイヤレスマウスを追求する方には是非オススメしたい
  • Razer Viper Ultimate から無理に乗り換える必要はない

という感想でした。大会などの競技シーンにガチで臨む人向けって感じでしょうか。

なんだか煮え切らないレビューになってしまったのですが、以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!

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