どうもGaSaPです。
みなさん、ゲームするときに音はどこから出してますか?
- テレビやモニターから出てる
- 手持ちの安いイヤホンつけて聞いてる
といった方がいたら、ぼくとしては全力でゲーム用ヘッドホン/ヘッドセットの利用をおすすめしたいです。
理由は以下3点。
- 音質が上がる
- 聞こえなかった音が聞こえるようになる
- 結果没入感が上がる
とはいえ今の世の中、星の数ほど商品があります。
「ちょっと興味あるけど、どう選んだら良いかわからない・・・」
という方の背中を、今日は押したいと思います。
「ヘッドホン」と「ヘッドセット」の違い
結論から言ってしまうと、マイクのありなしです。
ヘッドホン・・・音を聞くことに特化
ヘッドセット・・・ヘッドホン+マイク機能
これだけです。
ボイスチャットなどつなぎながらゲームを楽しみたい場合は、ヘッドセットを買いましょう、ということですね。
ちなみに、頭に「ゲーミング」とついているものは、ゲームでの利用に特化しており、派手な見た目のものが多い印象です。
ただ、基本的にゲーム以外にも使えますので、見た目さえ問題なければ仕事や音楽/映画鑑賞用に手にするのも全然ありです。
接続のしかたの違い
おおまかにいうと、有線/ワイヤレス/Bluetooth の3種類があります。
有線接続
イヤホンジャックかUSB経由で、ケーブル接続するタイプです。
よく見るイヤホンジャックにも種類があるのですが、一部だけ紹介します。
▲こういうのを、3極のジャックっていいます。プラグ部分に黒の線が2本入ってて、金色の部分が3分割されてますよね。なので3極です。
▲一方こちらは、4極のジャックっていいます。先程と同じく、プラグ部分に黒の線が3本入ってて、金色の部分が4分割されてますね。なので4極です。
3極・・・音声
4極・・・音声+マイク
の送受信ができる、という違いです。なのでマイクがあるヘッドセットは基本4極のケーブルを使います。基本付属されてるのでそれを使いましょう。
注意点としては、付属のケーブルの長さが足りなくて延長ケーブルを買いたいというときです。マイクがあるのであれば、4極の延長ケーブルを買うように注意してください!
自分は一度、間違えて3極を買ってしまったことがあり後悔しました・・・。
イヤホンジャックではなく、USBで接続するタイプもあります。
ヘッドホン/ヘッドセット側は、付属のケーブルを挿せばいいので問題ないのですが、ゲーム機やPC側は念の為注意が必要です。
USB Type-A
USB Type-C
この2種類がほとんどかと思います。というかUSB Type-Aのものがほとんどです。
USB接続でも、イヤホンジャックを指した場合と同じように音声・マイクの送受信ができます。
イヤホンジャック接続との違いを述べるのであれば、USB接続だと商品によっては、PCソフトで音質の調整ができたりするという感じです。
それでは改めて、有線接続のメリットデメリットを書いておきます。
有線接続のメリット
- 電池がないので電池切れということがない
- 電池がないので軽いものが多い
- 音質がいい
- 音の遅延がない
有線接続のデメリット
- ケーブルがじゃま
- ケーブルの劣化や破損に気をつける必要がある
ワイヤレス接続
これ、勘違いしやすいので要注意です!
ワイヤレス接続って、その名の通り「線がいらない」ってことなんですが、
イコールBluetooth可能、
▲例えばこちら、Logicoolさんの割と新しいヘッドセット『G733』です。
右下に、USBで挿す物体(USBドングルといいます)が写ってますよね。
これをゲーム機やPCに挿すと、無線でつながる
ということなのです。iPhoneでBluetoothでも使おうと思って買ってみたらBluetoothで繋げないんかい!ということにならないよう注意してください。
このようなワイヤレス機器は、Bluetooth対応してないことがほとんどだと思います。
ワイヤレス機器のメリット/デメリットは以下の通り。
ワイヤレス接続のメリット
- ケーブルの煩わしさから解放され、快適
- ケーブルの劣化や破損の心配がない
ワイヤレス接続のデメリット
- 電池があるので重いことが多い
- 充電が手間
- 有線と比べると若干音質で劣る。特にマイク
- USBドングル用に、1か所USBを挿す穴が必要
補足として、LogicoolさんやRAZERなど大手メーカーの最近の商品のワイヤレス接続は、めちゃめちゃ安定してます。
有線との差はどんどんなくなってきており、「音質にめちゃめちゃこだわりがある」ということがなければ有線との差はわからないと思います。遅延もしかりです。
また、ケーブルをつなぐと「電池が切れていてもケーブルで有線接続ができる」という商品も多いです。充電切れが心配な場合、そのあたりもよく見てみると良いでしょう。
Bluetooth接続
先に言いますが、Bluetooth接続のヘッドセットはオススメしません。
Amazonなどで見ると、Bluetooth対応を謳ったゲーミングヘッドセットはちらほらあります。でもゲーム用に買うのであれば以下のBluetoothの特徴から、やめたほうが良いと思います。
- ゲームでは実感できる程度の遅延がある
- Wi-Fiや他のBluetooth機器と混線しやすく、ブツブツいいやすい
「Bluetoothイヤホンをつけて人混みに行ったら、音がブツブツ途切れた」
という経験ありませんか?これが、ゲーム中に起こるのです。
もちろん最新のBluetooth規格であれば頻度は少ないのですが、ぼくはたまにでも許せないです。
「無線にしたい」と考えるのであらば、「ワイヤレス接続」の商品を買いましょう!
「開放型」と「密閉型」の違い
ヘッドホン/ヘッドセットには、「開放型」と「密閉型」があります。
開放型・・・耳に当てる部分の外側にすき間がある
密閉型・・・耳に当てる部分の外側にすき間がない
超初心者のための「ヘッドホンの密閉型、開放型って何?」 | Denon 公式ブログ
人気の「超初心者シリーズ」。今回はヘッドホンの密閉型と開放型についてご紹介しましょう。密閉型と開放型って、どこが違っていて、どんな用途で使い分ければいいでしょうか。
▲またまたわかりやすかったのでシェア。DENONさん流石です。
両方持っているぼくが感じる、それぞれのメリット/デメリットを書いておきますね。
開放型のメリット
- 自然な音質を楽しめる
- 耳周りがムレず、つけ心地がラク
- 結果、長時間利用に適している
開放型のデメリット
- かなり音漏れする
- 低音が弱い
- スペース確保のぶん、ヘッドセットが大きくなりがち
密閉型のメリット
- 音を逃さないため、特に低音が強い
- 音漏れしづらい(しないとは言ってない)
- 遮音性が高く、周囲の音をシャットアウトしやすい
密閉型のデメリット
- 耳周りがムレやすい
- 商品によっては音がこもったりする
こんな感じです。好みで選べばいいと思いますが、「音漏れ」は気にする方が多いのでは。なるべく音漏れさせたくないなら、密閉型を選びましょう。
サラウンドとステレオの違い
って書いてる商品、結構ありますよね。これ何かというと、
「あなたを囲うように、7個のスピーカーと1個のサブウーファー(低音スピーカー)で音がなってる風に表現するから、自分を中心に360°から音がなってるみたいに聞こえていい感じになるよ!」
ってことです。5.1サラウンドだったら、7を5に置き換えてください。
ちなみにステレオというのは、2個のスピーカーから音を鳴らすよということです。
ぶっちゃけ、サラウンドは対応してなくてもいいです。
というのも、サラウンドONにするとたしかに広がりがあるように感じるのですが、ゲームする上ではステレオで十分です。
サラウンドを否定しているのではなく、ヘッドホン単体でできるサラウンドは、正直たかが知れてるということです。
結局は両耳に直に2つのスピーカーがあるわけですから、2つのスピーカーがそれぞれ左右への音の分配を頑張ってくれて、ステレオでもそれなりにサラウンド感はあります。
ただ、サラウンドをONにするとリバーブという「残響」が機能するので、映画鑑賞などでいい感じになることはあります。
なのでストーリー重視のRPGなどであればサラウンドの恩恵は受けられるかもしれません。
超初心者のための「サラウンドって何?」 | Denon 公式ブログ
ホームシアターをやってみたいけど、チャンネル数って難しい…。5.1 とか7.2とか7.1.2とか数字だらけでよくわからない、という声をよく耳にします。そんな初心者のために(いまさら聞けないベテランのためにも)「サラウンドって何?」をお送りします。
▲こちらの記事がわかりやすかったのでシェアしておきます。
値段の違い
最後に値段の違いです。これは、ここまでに解説した要素やメーカーで変わります。一概には言えませんが、
有線 < ワイヤレス
密閉型 < 開放型
であることが多いと思います。
ちょっと切り口を変えて、値段ごとのおすすめ度合いを言うと、
〜 5,000円・・・あまりおすすめしない
5,000 〜 10,000円・・・初心者におすすめ
10,000 〜 20,000円・・・初心者〜中級者におすすめ
20,000円 〜・・・中級者〜上級者におすすめ
こんなところです。
安いものはやはり音が悪かったり壊れやすかったりします。
高いものは機能豊富なので、設定や音源自体にこだわる玄人向けです。
はじめてのヘッドセットということであれば、予算に合わせて
5,000 〜 15,000円
くらいのものを選ぶことをおすすめします!
おすすめのヘッドセット
最後に、これまでの内容を踏まえた上で、ぼくのおすすめ商品を紹介しておきます。
10,000円以下のおすすめ
▼Razer BlackShark V2 X
POINT
- Razer製品
- 有線接続のみ
- 密閉型
- 240gとかなり軽量
- 10,000円以内のヘッドセットでは最高峰の音質、機能
▼商品リンクはこちら
10,000円〜15,000円のおすすめ
▼SteelSeries Arctis 1 Wireless
POINT
- SteelSeries製品
- ワイヤレス、イヤホンジャック有線、USB有線の接続に対応
- 密閉型
- 255gとかなり軽量
- ワイヤレス製品ではかなり安価で十分な性能
▼商品リンクはこちら
15,000円〜20,000円のおすすめ
▼Logicool G G733
POINT
- Logicool G製品
- ワイヤレス接続のみ、密閉型
- マイクの着脱可
- マイク無しで278gと、ワイヤレス製品では非常に軽量な部類
- Logicool Gの強みである、圧倒的な音質と定位
- バッテリー駆動、最長29時間
▼商品リンクはこちら
最後に
ヘッドセットを探すときは、
- お店に行って実機を触る
- Youtubeで商品名で検索しレビューを見まくる
ことをおすすめします!
長い記事をここまでお読みいただき、ありがとうございました。