僕がPS5と共に買った唯一のPS5ソフト、『Demon’s Souls(デモンズソウル)』。今回はこれのファーストレビューを記事にしました。
本作はいわゆる「ソウルシリーズ」の一つで、2009年にPS3で発売されたものをPS5向けにリメイクした作品となっています。
ちなみにリメイク版は、本家のフロム・ソフトウェアではなく、Bluepoint Gamesという会社が制作しています。
Bluepoint Gamesは、数々のゲームの「リメイク」をメイン事業としており、原作に忠実なリメイクとそのクオリティに高い評価を得ている会社さんです。
直近では『ワンダと巨像』のPS4版が素晴らしい出来で、話題を呼んでいました。
▼ソウルシリーズについては以前記事にしたので良ければご覧ください。
【PS5】デモンズソウルの最新映像が公開!よく聞く「ソウルシリーズ」って?
世界で大人気の「ソウルシリーズ」、日本だとそこまでプレイしている人は多くない印象なんですよね。 僕の身の回りでも、「聞いたことある」くらいの意見が多い気がします。ゆるくおすすめ。
・面白いゲームか否かは10時間プレイすればだいたい分かるはず
・面白かった場合、最も熱中しているのは10時間経過くらいな気がする
・本職もあるのでゲームに割ける時間が限られていいる
・クリアまで面白かったらクリア後レビューも書けばいいや
という理由からです。「もっともそのゲームに熱がこもっている状態」で記事を書きたいという自分勝手な理由です。
現時点での感想ですが、Demon’s Soulsは「買い」だと思います。
ソウルシリーズ未経験者でも問題なく入れると思います。そもそもソウルシリーズの第一作のリメイクですし。
100点満点で言うなら95点前後です。興味があれば以下ご一読ください。
Demon’s Soulsと僕
Demon’s Soulsとは、今回はじめましてです。
以前の記事にも書いたのですが、
SEKIRO >= Bloodborne > DARK SOULS3 >= DARK SOULS REMASTERED
これが僕の中の好きなソウルシリーズ作品順でした。
とくにSEKIROはあらゆるゲームの中で3本の指に入るほど好きです。
デモンズソウルについてはプレイも情報もゼロの状態でスタートしてみました。
その結果、現在上の方程式がどうなってるかというと・・・
SEKIRO >= Bloodborne >= Demon’s Souls > DARK SOULS3 >= DARK SOULS REMASTERED
こうなりました。以下にその理由をつらつらと書いていきます。
グラフィック
僕はグラフィックよりフレームレート重視派でして、グラフィックがすごいからと言って満足度が上がるということはあまりありませんでした。むしろ画質下げていいからフレームレート安定させてくれよ・・・とか思ってました。
ただ本作で気づいたことは、「フレームレートに不満がない場合、グラフィックが良いと満足度が上がる」という自分でした。
フレームレート優先のモードにすることでほぼ60fps固定になるのですが、すごく快適です。かつ、グラフィックの表現が素晴らしい!
明るい・暗いのメリハリがあり、描写は細かく、今いるマップの雰囲気が目の前にあるかのように伝わってきます。
最初から5つのステージが用意されていて、自分の好きな順番で攻略することができるのですが、ステージごとに趣が全く違うものになっており、「次はどんなステージが待ってるんだろう」という期待が常にある状態です。
僕は原作未プレイなのでビフォーアフターで比較はできないのですが、「原作をリスペクトし、より昇華させる」みたいなBluepointさんのこだわりを随所で感じます。グラフィックはその最たる例なのだろうなと感じました。
システム
Demon’s Soulsは、「アクションRPG」であり、「死にゲー」です。
アクションなので、練習すると上手くなります。
RPGなので、装備やレベル、ステータスや魔法みたいな要素があります。
このバランスが秀逸の一言なのです。これは本作に限らず、あらゆるソウルシリーズに言えることだと思っています。
アクション部分=プレイヤー自身のスキル
RPG部分=キャラクターのスキル
この2つの要素が絡み合い、各ステージやボス戦の難易度が絶妙に設定されています。どういうことかというと、例えばボス戦において「何度も挑戦するうちに勝てるようになった」という体験だけでなく、「何度挑戦しても勝てないからレベル上げや装備の見直しをしたら勝てた」みたいな体験をすることができるのです。
しかし本作はやはり死にゲー。最初は理不尽に感じるステージがほとんどです。
ただ、行き詰まってしまったときに何度もリトライするだけではなく、「キャラクターを成長させる」という選択肢が取れるのです。これがソウルシリーズの面白いところと言ってもいいでしょう。
特に、ダメ元で使ってみた魔法やアイテムが非常に有効で、一気に攻略が楽になった!みたいな瞬間の快感はすごいです。
FFシリーズでアンデッドにフェニックスの尾を使うと一撃で倒せる、みたいな要素があると思うのですが、ああいうのがものすごい数で用意されてます。
かなり多くの数の装備、アイテム、魔法が用意されていますが、パット見シンプルな物だとしても一つ一つが尋常ではないほど作り込まれており、意味のないものや活躍機会のないものがほとんどと言っていいほどありません。
これらをどう使い、難関を乗り切るのか。
プレイヤーにこの思考を求めること事態が本作の醍醐味であり、気づけば理不尽に感じていたステージが余裕でクリアできるようになります。
失敗を繰り返し成功を収めたときの達成感そのものが、ソウルシリーズの大きなシステムだと言っても過言ではないでしょう。
また、「死にゲー」要素についてですが、上に述べたソウルシリーズをやってきた僕としては、ちょっと易しい難易度なのかな?と感じています。特にボス戦。
初見時のSEKIROの源一郎やBloodborneのガスコイン神父ほどの絶望は、まだ味わっておりません。これから来るのかな・・・。
オンライン要素
本作はオフラインでもプレイできますが、オンラインプレイも可能です。
オンラインにすると何ができるかというと、
- 周辺で他プレイヤーがどのように死んだかのリプレイを表示できる
- 他プレイヤーが残したヒントが見れる
- 他プレイヤーの世界へ「侵入」し、戦うことができる。逆もしかり
- 他プレイヤーの世界へ助っ人として参加することができる。逆もしかり
などです。慣れないうちはオンラインにして、入室パスワードを複雑なものにしておけば、侵入されずにヒントを見ながら進められるのでおすすめです。
しかし、ヒントは嘘つきもいたりするので注意・・・。
キャラクター(NPC)
NCP(ノンプレイヤーキャラクター)が豊富なのもソウルシリーズの魅力の一つです。
イベントも豊富に準備されており、うまく進めるとアイテムや魔法をゲットできたりします。このフラグ管理が非常に複雑で、極端に言うとNPCの命を奪うことまで選択することができるのです。
命を奪ったほうが良い悪いやつ、悪いやつだがちゃんと接するとアイテムを安く売ってくれるようになるやつ、など様々です。
1周で全てのイベントを見ることは不可能になっています。
ソウルシリーズはいわゆる「強くてニューゲーム」が可能なのですが、7周目までは敵も同様に強くなります。何周もしながら多くのイベントを進め、装備やアイテムを充実させていく楽しさもあります。
BGM/SE
PS5の「3Dオーディオ」機能も手伝って、ヘッドホンでプレイすると凄まじい臨場感があります。
特に頭上を飛んでいく竜と遭遇したときなどは、「ひええ」となりました。上下左右から降り注ぐように聞こえる様々な音が、緊張感を高めるのです。
また、ボス戦では屈指のBGMが流れます。オーケストラ+声楽隊のような壮大な楽曲が多く、死闘を最大限に演出してくれます。▼トレーラーでも感じることができると思うので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は以上となります。クリアまであとどれくらいなのかわかっていませんが、終盤に差し掛かってきてるのかな?という感触を受けています。
めちゃめちゃハマっているので、クリア後レビューも書いちゃうと思います・・・。その時はまたお付き合いください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。